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株式会社ノーリツ様

AIoTプラットフォームに給湯器リモコンを接続
新しい給湯器リモコンサービスを実現し、IoTデータ活用への足掛かりを築く

無線LAN対応給湯器リモコン
RC-G001EW-1シリーズ

[お話を伺った方]

温水事業企画室 IoT推進G

リーダー 古川 隆史様

導入イメージ

(株式会社ノーリツ ニュースリリースより)

導入企業について

給湯器メーカーのトップブランドでIoT分野の推進担当

 ノーリツは神戸を拠点とする全国的なガス給湯器メーカーとして国内有数の販売台数を誇っています。ご家庭のお風呂などで、お使いの方も多いのではないでしょうか。
 お話しを伺った古川さんは、ノーリツでIoT分野の推進を担当。ノーリツの給湯機IoTプラットフォームと、弊社のAIoTプラットフォームとの連携を発案され、実現のキーマンとして活躍されました。

導入前の課題

「リモコンを活用して家庭用給湯器ビジネスを広げたい」

 以前は業務用給湯機の遠隔監視サービスを手掛けていた古川さんですが、2017年頃から家庭用サービスの検討を始めたそうです。当時の家庭用給湯器リモコンは、業界のトレンドになりつつあった、家庭用の電力管理を実現するHEMSコントローラとも連携できていない状況でした。古川さんは、この状況を打破するには3つのポイントがあると考えていました。
 ポイントの1つ目は“給湯器リモコンの利便性を追求し、更に便利へ” です。当時業界全体で無線LAN対応給湯器リモコンの普及がすすめられていた背景もあり 「単なる給湯器リモコンでは他社との差別化は難しい。だから、リモコンの便利さを追求し、営業現場で伝えてもらえば、ノーリツがお客様に選ばれやすくなる」 と洞察されていました。
 2つ目に“給湯器の利用データを活用したサービスの構築”です。無線LAN対応リモコンで生まれるデータを次のサービスへと結び付けるノウハウを得ること。
 そして3つ目は“ユーザーの理解と安心感を得ること”。「ユーザーから機能や利用方法に理解を得られなければ普及はむずかしい。企業姿勢として、安心感を得られる操作性と画面表記にこだわりたい」と、利用者に寄り添うことが最も重要な要素であると強調されました。

導入のポイント

「家電も給湯機も操作できるリモコン」に活路を見出す

 こうした考えを元に、精力的に関連企業へアプローチをしていたところ、目にしたのがCOCORO HOME連携のリリース。そのさまざまな可能性に着目し、直接シャープ本社(当時(株)AIoTクラウド設立前でした)へ問い合わせてくださったそうです。まず、リリースで古川さんの目を引いたのが、家電などの異業種機器との連携の実現でした。

AIoTプラットフォームの連携イメージ(給湯器は左下に記載)

 「COCORO HOMEは、給湯器を連携対象として想定されており、さらに他の多くの機器と連携できる可能性があった。また、それらをリモコンアプリ1つでサービス提供できるプラットフォームでした」
 AIoTプラットフォームを経由して、給湯器と家電をはじめとする他の家庭機器とがCOCORO HOMEで連携すれば、それらを「まとめて操作」する便利なリモコンが提供できる。古川さんは、1つ目のポイント、“給湯器リモコンの利便性を追求し、更に便利へ”を実現する可能性を感じたそうです。
 また、2つ目のポイント“給湯器の利用データを活用したサービスの構築”を構想に持つ古川さんにとって、今回の連携の決め手はAIoTプラットフォームの特長である “プラットフォーム間連携”だとおっしゃっています。
 このプラットフォーム間連携は、プラットフォーム同士をWebAPIで連携し、ID接合されたデータをセキュアにやりとりできます。だから、他のプラットフォームにつながるサービス事業者へ自社のデータを提供することも、逆に自社プラットフォームにつながるサービス事業者からデータを提供してもらうこともできます。このように、プラットフォーム間連携を活用することで、企業が望む提供形態で多様な販路を構築できます。
 IoT分野の推進担当として、こうしたメリットが響いたようです。

導入時のエピソード

企業のこだわりに寄り添う開発メンバーに信頼感

 実際に弊社との開発が始まってから、ノーリツ様からは多くのご要望をいただきました。特に画面表記や操作性については、利用者が利用開始時や利用中に安心感を得られるよう、わかりやすい表現に心を砕かれたそうです。
 こうした多くのご要望は、すべて古川さんが3つ目のポイントに置いた“ユーザーの理解と安心感を得ること”を実現するためでした。今回のCOCORO HOME連携での評価はいかがだったのでしょう。
「給湯器リモコンのIoT推進者として、画面表記や操作性は特にこだわるべき点でした。サービスリリースに向けたあわただしい局面でしたが、AIoTクラウドの開発メンバーがしっかり対応してくれたことに大変感謝しています。」

COCORO HOMEのアプリケーション画面例

 実際にわかりやすい表示がおこなわれているのか、弊社側メンバーとチェックする古川さんのチームとの間で、何度もやり取りがありました。
「少し多く提案しすぎたかもしれません(笑)。でも1つ1つ丁寧に対応してくれた」そう弊社の企画担当をねぎらう優しい口調で語られ、このプロセスで弊社への厚い信頼が醸成されたことを教えてくださいました。

今後の展開

プラットフォーム間連携は将来の給湯器の利用データを活用したサービスへの決め手

 「COCORO HOMEの連携により、リモコンの新機能は実現しました。これからどのような効果があるのか、楽しみにしています」と今後の見通しを語り始めた古川さん。
 「でもこれはまだ第一歩にすぎません。今、未来に向けて様々なパートナー企業とお話ししています。AIoTクラウドの皆さんは事業企画・ソフト設計開発・クラウド運用まで幅広く経験しているから、どこでどのような課題がありそうか具体的なアドバイスがもらえる。そうしたトータルサポートができるパートナーが増えて、IoT推進担当としても心強い」とおっしゃってくださいました。

AIoTクラウドのトータルサポート

 スマートライフが本格化する時期をにらみ、給湯器の利用データを活用したサービスの企画者として、AIoTクラウドのスキルやノウハウを活用し確実な手を打っておく。その姿勢は素晴らしいと感じました。

弊社担当より一言

AIoTクラウド PF事業部 PF事業推進部 栗本主任

 仕事に向き合う中で、いつも誠実であることを心掛けていたので、古川さんが「実は、付いてくれた担当が良かったんだよね」と語られたとき、自分の思いが伝わっていたとわかり正直嬉しかったです。取材では古川さんが今後目指す方向性も伺えました。AIoTプラットフォームの連携を武器に、これからノーリツ様が新しい、ユーザーにわかりやすいスマートライフサービスを実現できるよう、今後もしっかり寄り添っていきます。